台風が多い時期はいつ?|増える理由と少ない時期も解説

台風,時期 台風

夏から秋にかけてのイベントや旅行が目白押しの季節は、天気が気になる人も多いはず。

そんな楽しみにしていた予定も台風の影響で、延期や中止になってしまった経験をした人も多くいると思います。

さらには台風の影響によって災害などが発生し、普段の日常が脅かされることも近ごろでは起きています。

そこで気になるのは台風が多い時期はいつ?というポイントです。

今回は台風が

  • 多い時期と台風が増える理由
  • 台風の少ない時期

について解説していきます。

台風とは

台風,時期

「台風」とは、熱帯の海上で発生する熱帯低気圧のうち、基準を満たした大きな風速(最大風速が約17.2m/s)を持ったもの

です。

非常に大きなエネルギーを持ち強風域や暴風域を伴っている積乱雲の渦であり、前線をともなっていないものが台風と呼ばれています。

台風は基本的に

  • 緯度の低い場所では西に
  • 緯度の高い場所では東に

移動しながら北上します。

さらに偏西風を受けて北東に移動したり、太平洋高気圧の位置によって方角を変えたりするなど、周辺の気圧配置によって動きが変わるのが特徴です。

台風は世界中のさまざまな地域で生まれていますが、存在する地域によって

  • 台風
  • サイクロン
  • ハリケーン

と名前が変わります。

台風は強い雨や風をもたらし、災害をはじめとした社会生活へのさまざまな影響が甚大です。

なかでも、

[box class=”box27″ title=”台風の被害”]

  • 大雨による洪水による川の氾濫や土砂災害
  • 暴風によって起きる建物や家屋の損傷
  • 交通機関の乱れ
  • 高波や高潮などの海洋の被害

[/box]

など台風の時期には毎年多くの被害が今までに報告されました。

台風が多い時期

台風,時期

毎年夏から秋にかけて台風が増え、日本にも接近する台風が増加します。

その中でも台風が多い月は、何月なのでしょうか?

日本に台風が発生し、上陸するのは日本がある北半球が最も温かい時期である7月~10月が中心です。

そのなかでも上陸が多いのは、台風が日本列島の通り道になる8月と9月になります。

8月は最も台風の発生が多い月でもありますが、進路が不安定になりがちで発生数にくらべて上陸数が少なめです。

8月の台風は太平洋高気圧の勢力が強いことが影響して沖縄から中国大陸あたりの進路を取ることが多く、本州への上陸は少ない傾向です。

また、海面水温が下がりにくいことから台風が大型になることが増えます。

9月は台風のタマゴでもある熱帯低気圧が発生しやすく、太平洋高気圧の勢力が弱まるという要因から日本に台風が上陸しやすくなります。

9月の台風は偏西風が南下することが影響して本州に向かっていく進路を取り、上陸することも多くなりがちです。

またスピードの速い秋の台風は秋雨前線が活発になることもあり、大雨が降ることが多くなります。

台風が増える理由

台風,時期

1年間に発生する台風の数は1980年代から1990年代後半までには減少していましたが、2000年代からは増加する傾向になっています。

なぜ台風は増えているのでしょうか?

台風が増えた原因として考えられるのは、地球温暖化だと言われています。

地球の気温が上がることにともなって海面水温が上がったため、台風のたまごとも言われる熱帯低気圧が発生しやすくなりました。

さらに海面水温が上がったことにより、水蒸気がたくさん発生します。

それによって、台風が成長しやすくなり、強力な台風が増えているという背景もあります。

また、地球温暖化の影響からか太平洋高気圧が、北および西側に強く張り出すことが増えたことから日本に上陸する台風が増えました。

ほかにも、地球温暖化によって夏の大気の循環を遅らせることから台風の速度が減速化します。

それが昨今の台風被害の増加につながっていると言われています。

地球温暖化の影響によって台風が増え、さらにその台風が強力化し、今後は台風による被害がさらに増大し被害の規模も大きくなることが懸念されています。

そういった被害を食い止めるためにさまざまな研究が続けられており、その結果から今後も台風の数や強い台風が増えてくるとも言われています。

また、海面水温の上昇によって台風の進路が例年とは変化していく可能性もあり、今まで台風被害を受けることが少なかった地域に、甚大な被害が起きるという事が発生しうる可能性も警告されています。

台風が少ない時期

台風,時期

台風が少ない時期、すなわち台風が発生しない時期というのはあるのでしょうか?

じつは台風というのは春夏秋冬、季節問わずに1年中発生するのです。

しかし台風発生のピークは夏期から秋期のため、冬期から春期にも台風は発生するものの、その数は少なく、上陸する台風はありません。

ちなみに現在までの記録上、台風が日本に上陸したのは5月から11月だけです。

まとめ

台風,時期

日本では毎年台風が多く上陸し、さまざまな被害をもたらします。

そんな台風は季節を問わずに発生はしますが、日本列島に接近・上陸するのは夏期~秋期を中心です。

夏から秋の気候は台風を成長させて、さまざまな被害をもたらすものになります。

そんな台風はイベントやおでかけの予定に影響してしまったり、農業をはじめ人々の暮らしをおびやかす存在になっています。

あらかじめトラブルを最小限にするために、台風についてよく知る必要があります。

こちらの記事を参考にしてぜひ台風を知る第一歩の助けにしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました