【あなたの身を守る】台風の被害と取るべき対策とは?

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秋に入り、本格的な台風シーズンがやってきました。

台風上陸のニュースも気になってくるこの季節、お住まいの地域でも台風の被害がないか心配になる方も多いのではないでしょうか。

そんな時に気になるのは、台風の被害とその時にとるべき対策です。

自分の身や家族や友人を守るためにも、正しい知識を身に着けて、安全に過ごせるようにしましょう。

台風とは

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台風とは、北西太平洋や南シナ海に存在する熱帯低気圧が熱帯の海上で発生し、最大風速が約17.2 m/s以上に発達した巨大な積乱雲のかたまりです。

台風は、強風域や暴風域をともなって強風や強い雨をもたらし、多くの場合に災害が起こることがあります。

台風による被害

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台風は、7月から10月にかけて接近や上陸が増加するので、警戒が必要です。

台風が発生すると

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  • 大雨
  • 暴風
  • 高波
  • 高潮

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などが引き起こされることになります。

その結果、

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  • 川の増水や氾濫
  • 土石流
  • がけ崩れ
  • 地すべり

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といった被害が出てしまうのです。

このような被害によって、ときに人命がおびやかされてしまうケースも発生します。

台風により、急激に雨量が増加する降雨も観測されることもあり、近年宅地開発などが進んだ都市部では、急激な増水もしばしば起こります。

都市部での水害のひとつとして最近よく起こるのは、水没による住宅や都市機能の停止などです。

これらの現象は単独で起こることもありますが、いくつか重なって起こり、さらに大きな被害となる場合もあります。

河川の氾濫

河川洪水」とは、大雨により河川の水位が上昇することです。

水位が上昇した河川がさらに上昇し、堤防を超えてしまったり、水の力で堤防が決壊してしまう事を「河川氾濫」といいます。

河川の氾濫が発生すると、広い範囲に被害が及び、数週間水が引かないこともあり、長期間被害が及ぶこともしばしばあります。

あふれ出た水は、はやい速度で住宅などに流れ込み、浸水や倒壊の被害が引き起こされます。

また、田畑にも水が流れ込み、農作物にも影響が及びます。

土砂崩れ

土砂崩れは、傾斜のある土地にある土砂が、地震や豪雨などによって急激にくずれ落ちることです。

土砂崩れは、急激に起こるものという印象を持っている人も多くおられると思います。

しかし、土砂崩れの前兆現象というのもある場合があるので、知っていると危険を予知することができる可能性もあります。

がけから小石や砂利がパラパラと落ちてくるという現象や、斜面にひび割れや亀裂が入っているのも危険な状態です。

土砂崩れのほかにも、台風の被害として起こりうる現象が土石流です。

土石流とは、山や谷などに大雨が降り、土砂が多く水を含んだ事によって、河川に猛スピードで流れ落ちていきます。

水量が少ない川などは、急激な雨が降ると土石流が起こりやすく、川幅が狭い場所や過去に土石流が起こった場所は、危険度が高いので注意が必要です。

また、地すべりも台風の被害として起こりうるもので、台風による集中的な大雨によって、山や斜面が斜面の下の方にすべって移動して崩れる現象です。

地下水などの影響によって起こることがあり、規模が大きくなりやすく移動を止めることが困難な災害でもあります。

これらの土砂災害は強大な力を持って、一瞬にして多くの人命を奪い、多くの被害を及ぼします。

ごくまれに起こる災害のようですが、ほとんどの都道府県で発生している災害なので、他人事ではない現象です。

高潮

台風の接近、上陸によって心配な被害のひとつに高潮があります。

台風にともなう風が海岸方向に向かって吹くと、「吹き寄せ効果」という海水が海岸に吹き寄せられる現象が起こります。

吹き寄せ効果によって、海面上昇が起こり潮位が上がるのが高潮です。

海岸沿いなどは浸水などの被害が発生するので注意が必要です。

とくに大潮の時期には、注意が必要なので、確認しておくと危険回避ができるかもしれません。

9月は、1年を通じて最も平均潮位が高くなる時期なので、その点も気にしておく必要があります。

台風への対策方法

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台風による被害から身を守るためには、前もってできる対策を準備しておく必要です。

ここからは、

  • 家の中でできる台風対策
  • 家の外でできる台風対策

を解説していきます。

家の中でできる台風対策

避難のほかに、家の中でできる台風対策もたくさんあります。

まずは、非常用持ち出し袋のチェックができます。

避難の際に、出来るだけコンパクトにして移動できるように、荷物の内容は精査してまとめておくことが必要です。

必ず入れておきたいものは

  • 携帯食などの食糧
  • 貴重品

が挙げられます。

ほかに、できれば欲しいものとして、

  • 懐中電灯
  • 救急セット
  • 簡易トイレ
  • 携帯ラジオ
  • 電池・バッテリー

もチェックしておくと、役に立ちそうです。

衣類など布製品などを圧縮させたり、工夫して荷物を小さくするなどの工夫も、必要です。

被災してしまった時に備えて、台風などの水害や風災の保険の確認や、見直しや加入を検討しておくのもいいかもしれません。

家の外でできる台風対策

台風が接近、上陸した時に備えて、家の外でもできる台風対策は大切です。

  • 避難場所の確認や
  • 雨風に飛ばされそうなものはしまっておく
  • 土のう、水のうの用意
  • 雨戸を閉めたり、窓を補強

などが有効な対策として、挙げられます。

まずは、避難場所の場所の確認や連絡先をチェックしておくことは、大切な対策です。

住んでいる場所が

  • 土砂災害警戒区域
  • 洪水浸水想定区域

かどうかを事前に調べておくと、危険を回避できる可能性が高くなります。

普段から避難訓練に参加して、シミュレーションしておくのも有効な対策です。

土砂災害警戒区域や、洪水浸水想定区域かどうかを調べるには、お住まいの自治体が発表しているハザードマップで、チェックすることができます。

屋根や雨戸の補強や、家の外に植木鉢など飛ばされてそうなものがある場合には、室内にしまっておくなどの対策も有効です。

ほかに、土のう水のうなどを玄関先などにセットしておくなど、浸水対策も必要になってきます。

大雨が降っているときは、

  • テレビ
  • ラジオ
  • スマホ
  • パソコン

でニュースなどの情報を常にチェックし、土砂災害警戒情報を知っておくようにしましょう。

特に山の近く、河川の近くに住んでいる人は、早めに行動することが重要です。

雨や風が強くなる前に、ドアや窓などをきちんと締めておくことも重要、さらに雨戸も閉めておくと安全です。

さらに、家屋の補強や窓にはガラスが割れた時のために、飛散防止フィルム養生テープなどを貼って、安全を確保する対策方法もあります。

台風が来たときに取るべき行動

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台風が来た時に取るべき行動は、

  • 避難場所や安全な場所に移動
  • 頑丈な建物や高台の建物に避難
  • 冠水しているところを歩いて移動する時には足元に注意
  • 河川からはなれた高いところを通る
  • 荷物はなるべくリュックなどの両手が空く状態に

などが、重要なポイントです。

気象庁では、雨の強さや危険度の程度によって、特別警報注意報といった呼びかけを発令しています。

警戒レベルは5段階で、警戒レベルによって、とるべき行動が示されています。

台風が近づいたり、雨が降り出したりしたら、「大雨特別警報」や「土砂災害警戒情報」をこまめにチェックし、警戒レベルに応じた行動をとりましょう。

警戒レベル4以上では、避難を勧告するものとなるので、早めに近くの避難場所や、安全な場所に移動したほうがいい状態になります。

台風が接近、上陸した状態での夜間の移動は、大変危険なので、日没前に判断をして移動をすることが安全です。

避難勧告が発令されて、避難をする状況になった場合には、避難所や頑丈な鉄筋コンクリートでできている建物や、高台の建物に避難するのが安全です。

冠水しているところを歩いて移動する時には、足元に注意しましょう。

地面が見えないので、深さがわからなかったり、マンホールのふたが開いてしまっている場合などは、足が取られてしまい非常に危険です。

できるだけ河川からはなれた高いところを、通るようにしてください。

山やがけのそばも、土砂崩れや地すべりに巻き込まれる可能性があるため、離れたところを通って移動するようにしましょう。

また、荷物はなるべくリュックなど、両手が空く状態のものを使用した方が安全です。

事前にハザードマップなどで調べておくと、スムーズに移動できると思います。

まとめ

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台風や大雨の際にもっとも重要なことは、正しい情報を早く手に入れ、それに従って行動するということです。

台風が接近、上陸すると

  • 河川氾濫
  • 土砂災害
  • 高潮

などの被害が起こることが想定されます。

そのような被害に備えて、事前にできる準備や対策はたくさんあります。

家の中でできる対策としては、避難の際の持ち出し品の準備しておくことです。

家の外でできる対策としては、

  • 避難場所の確認
  • 雨風に飛ばされそうなものはしまっておく
  • 土のう、水のうの用意
  • 雨戸を閉めたり、窓を補強

などが挙げられます。

こちらの記事を参考にして、今後台風が迫ってきたときなどには、「災害に備える」という意識を持って行動しましょう。

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