雪が降るとあたり一面が真っ白になるので、とてもきれいですね。
ですが、雪が積もると滑って転んだり、移動が難しくなってしまいます。
ですので、こまめな雪かきが必要なのです。
そこで、雪かきをより効率よくできるコツと、その注意点を紹介します。
最近では、あまり雪が降らない地域でも大雪になることがありますので、知っておいて損はありませんよ。
タイトル
雪かきとは?
雪かきとは、事前に雪をどけておくことにより、事故を未然に防いで安全な場所を確保するために行う作業です。
住宅の屋根や窓、住宅周りの道といった場所が主な雪かきポイントとなります。
雪というのは体積や重量がありますので、いずれの場所においても、くれぐれも周りの方々の迷惑にならないように心がけましょう。
雪かきのコツ
雪かきのコツは大きく分けて3つです。
[box class=”box29″ title=”雪かきのコツ”]
- 全身を使う
- てこの原理を使う
- 便利な道具を使う
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コツを覚えることで、体に負担をかけず短期間で雪かきを終わらせることができます。
①全身を使う
スコップを使って雪かきをするときは、腕の力だけでなく、足や腰も使って体全体で行いましょう。
雪を持ち上げるときには、背筋を伸ばして膝を曲げ、体全体で持ち上げることで、筋肉を効率よく使って楽に持ち上げることができます。
また、持ち上げる雪をスコップに乗せられるサイズの小さなサイコロ状に切り出すと、無理なく除雪作業ができますよ。
②てこの原理を使う
雪を持ち上げるときには、スコップの柄にできるだけ近い部分を持つと、軽い力で持ち上げることができます。
雪を持ち上げる作用点と、支点となるスコップの柄部分を近づけることで、てこの原理により軽く持ち上げることができるのです。
③便利な道具を使う
そして、雪かきをする際にはその状況に合った道具を使うとさらに効率よく作業が進められます。
雪質や作業目的に応じていろいろな種類な道具がありますので、適切に選んで楽に除雪を進めましょう。
ここでは、以下の道具について解説します。
[box class=”box29″ title=”雪かきの道具”]
- スコップ(スノースコップ)
- 雪はね・雪ベラ
- スノーダンプ
- プッシャー・ラッセル
- つるはし
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まず、多くの人が雪かきで使う道具と聞いて想像するのは、スコップでしょう。
主に家の前や近くの道路をすくって脇に寄せるときに使います。
プラスティック製のスコップの場合は、固い雪に差し込むと壊れてしまいますので、無理に差し込むのはやめましょう。
スコップに似た道具として、雪はね・雪ベラがあります。
こちらは、主に軽くて柔らかい新雪に使用します。
柄が長いので、重い雪を持ち上げたり、放り投げたりすると体に無理がかかり痛めやすいです。
また、比較的広い範囲の雪をまとめて運ぶには、スノーダンプを使うと便利です。
スノーダンプは、そりのような形状をした道具で、突き刺して雪をすくい、そのまま押して雪を運びます。
運ぶ際には、上半身に力をいれず、腰から進むのがポイントです。
スノーダンプと同じ用途の道具もあり、プッシャー・ラッセルといいます。
こちらは、降ったばかりの新雪や、ばらばらになったざらめ状の雪を運ぶのに便利です。
そして、意外に思われる方もいらっしゃると思いますが、つるはしも雪かきに使えます。
つるはしは、春先など気温が上がり氷がすこし融け気味の時期に、地面の氷を割るのに使います。
力いっぱい振ってしまうと、地面のタイルも傷つけてしまいますので、気をつけましょう。
雪かきの注意点
雪かきの注意点は、次の3つです。
[box class=”box27″ title=”雪かきの注意点”]
- ケガをしないように準備運動をする
- 雪を捨てる場所を確認する
- こまめに雪かきをする
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雪かきは事故を防ぐために必要な作業ですが、見た目以上に重労働なので、しっかりと準備しないとけがをします。
また、雪かきにもルールがありますので、知っておかないと思わぬ損をしてしまいます。
雪かきをする際には、防寒着を着て複数人で行いましょう。
①ケガをしないように準備運動をする
雪かきは見た目以上に重労働ですので、身体への急激な負荷を軽くするために、作業前に準備運動をすることが大切です。
寒さで体が動かなくなると、けがの原因になりますので、しっかりと体を温めてから作業に臨みましょう。
②雪を捨てる場所を確認する
自宅に積もった雪を捨てる場所はどこでもいいわけではなく、法律で捨ててはいけない場所が決まっています。
[box class=”box27″ title=”雪を捨ててはいけない場所”]
- 道路
- 下水道
- 川
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以上の場所に雪を捨ててしまうと、法律により懲役または罰金を受けてしまいますので、注意しましょう。
自宅の雪は敷地内の日のあたる場所に積み、排水ルートを作っておくと効率よく雪を溶かすことができます。
③こまめに雪かきをする
こまめに雪かきすることで、1回ごとの雪かきが楽になるほか、防犯対策にもなります。
雪をためこんでいると、留守や隙だらけに見えるのです。
また、積まれた雪が泥棒の足場になりますので、雪山を作る際には2階もしっかり施錠しましょう。
まとめ
雪かきは大変な作業ですが、全身とてこの原理を使って、様々な道具を活用すればいつもより楽に作業ができます。
また、雪かきは、準備運動を欠かさず行ったうえで、作業をこまめに行うことが大切です。
雪を捨てる場所もしっかり確認しましょう。
自信がないときは専門業者さんに任せるのも手ですよ。
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